4月の誕生石はどんな宝石?ダイヤモンド、モルガナイトの意味や石言葉を紹介
2025.03.18 57 View


4月の誕生石について知りたいと考えていませんか?今回は、4月の誕生石のダイヤモンドとモルガナイトを徹底解説します。カラーストーンの特徴や歴史、ジュエリーのお手入れ方法まで、4月の誕...
4月の誕生石について知りたいと考えていませんか?今回は、4月の誕生石のダイヤモンドとモルガナイトを徹底解説します。カラーストーンの特徴や歴史、ジュエリーのお手入れ方法まで、4月の誕生石の知られざる魅力をご紹介していきます。4月の誕生石を詳しく知りたい方は、是非本記事をチェックして下さい。
目次
4月の誕生石はどんなカラーストーン?
4月の誕生石は、ダイヤモンドとモルガナイトの2種類の宝石です。
ダイヤモンドは古くから4月の誕生石として親しまれてきました。
モルガナイトは、2021年の誕生石改正によって新たに加わった4月の誕生石です。
本記事では、ダイヤモンドとモルガナイトについてご紹介していきます。
ダイヤモンド
4月の誕生石として知られるダイヤモンドは、地球上に何百種類と存在する宝石の中でおそらく最も有名な宝石です。
宝石の頂点に君臨する様子はまさに“宝石の王様”。
和名では「金剛石」と呼ばれ、江戸時代末期~明治時代頃から知られるようになりました。
ダイヤモンドの特徴と魅力
4月の誕生石・ダイヤモンドが世界中の人々を虜にしてやまない最大の魅力は、やはりダイヤモンド特有の輝きでしょう。
ダイヤモンドの圧倒的な輝きを叶えているのは、「金剛光沢」と呼ばれるダイヤモンドの高い屈折率。
ガラスの約4倍にあたる高い屈折率のお陰で、ダイヤモンドは特に明るくない室内であってもきらきらと光を反射します。
特に明るい屋外や人工灯の下では、光が分散することによりダイヤモンドは7色に輝きます。
また、ダイヤモンドは、様々な色が存在するカラーバリエーション豊かな宝石としても知られています。
「ダイヤモンド=無色透明」というイメージが強いですが、実はピンクやブラック、ブルーなど、幅広いカラーバリエーションのものが見つかっています。
色味が濃く鮮やかなダイヤモンドは、カラーダイヤモンドとして高値で取引されています。
ダイヤモンドの価値を決定する「4C」とは?
ダイヤモンドは、石の価値を定める国際的な基準「4C」が存在する唯一の宝石です。
多くのダイヤモンドジュエリーにはダイヤモンドのスペックを表記した鑑定書が付属していますが、鑑定書の中に4Cの項目も記載されています。
ダイヤモンドの4Cは、以下の4項目で構成されています。
- カラット(重さ)
- カラー(色)
- クラリティ(透明度)
- カット(輝き)
カラット、カラー、クラリティの3項目は、ダイヤモンド原石が元々持っている要素が評価されます。
透明度が高く無色透明に近いダイヤモンドが特に人気で高く評価されます(カラーダイヤモンドなど例外はあります)。
カットについては、婚約指輪でも定番のラウンドブリリアントカットを施されたダイヤモンドにのみ記載されます。
その他のカットでは、カットの形状について記載されます。
カットは4Cの中で唯一、宝石職人の腕前が評価を左右する項目です。
ダイヤモンドの歴史と名前の意味
4月の誕生石としても名高いダイヤモンドは、宝石の王様として歴史に数多くの伝説を残してきました。
古代ギリシャや古代ローマの人々は、まばゆく輝くダイヤモンドは「神々の涙」で、魔法の力が宿ると考えていました。
中世の時代になるとダイヤモンドは権力の象徴とされ、王族など権力階級のみが身につけられる宝石となっていきました。
20世紀に入るとダイヤモンドの婚約指輪を贈ることが市民のあいだで流行し、現代にも受け継がれています。
また、ダイヤモンドという名前は、「無敵」「征服されない」などの意味があるギリシャ語“Adamas”が由来と言われています。
「紛争ダイヤモンド」問題について
ダイヤモンドは、コンゴなどアフリカ地域で多く産出される宝石です。
これらのダイヤモンド産出地の中には内戦が繰り返される紛争地域も存在しており、多くの民間人が危険にさらされています。
そういった紛争地域で産出され、反政府組織などの資金源となっているダイヤモンドを紛争ダイヤモンドと呼びます。
国連などは「紛争ダイヤモンドではない国際的な証明」であるキンバリープロセス制度を確立し、紛争ダイヤモンドの根絶を目指しています。
現在、キンバリープロセス加入国(日本を含む)では、政府からの認証を受けた非・紛争ダイヤモンドのみが合法的に輸出入されています。
ダイヤモンドの石言葉
ダイヤモンドの石言葉は、「純愛」「純潔」などがあります。
これらの石言葉の通り、ダイヤモンドは婚約指輪の宝石として世界中のカップルに選ばれています。
ダイヤモンドのお手入れ
ダイヤモンドは、あらゆる宝石の中で最も傷つきにくい硬度10の硬さを誇ります。
そのため、あらゆる方法でお手入れすることが可能です。
ダイヤモンドは、皮脂汚れがつきやすい性質(親油性)を持っています。
そのため、着用後には乾いた柔らかい布で優しく拭いて、皮脂汚れを落としてあげましょう。
汚れやくすみが気になる場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけながら、ブラシで優しく擦り洗いしてください。
汚れがしつこい場合は、ジュエリー用の超音波洗浄機やスチーム洗浄機も使用できます。
モルガナイト
モルガナイトは、2021年の誕生石改定によって4月の誕生石に新たに加わった宝石です。
淡いピンク色~オレンジピンクが特徴的なカラーストーンで、「ピンクベリル」や「ローズベリル」とも呼ばれます。
まだまだ知名度は低いですが、4月の誕生石に加えられたことにより、人気が急上昇しています。
モルガナイトの特徴と魅力
モルガナイトは、エメラルドやアクアマリンなどと同じベリル系の種類の宝石です。
発見当時は「ピンクベリル」と呼ばれていた通り、桜の花びらのように淡いピンク色をしている事が大きな特徴です。
モルガナイトの淡いピンク色は、マンガンによるもの。
本来は無色透明なベリルにマンガンが混入することにより、春を感じるピンク色の宝石となるのです。
また、モルガナイトは希少性の高い宝石としても知られています。
宝石の発見からそれほど時間が経っていない点や、産出量が安定しているのがブラジルのペグマタイト鉱山のみといった点などが、希少性の理由と言われています。
ただし、まだ知名度が低い宝石のため、他のカラーストーンと比較するとお手頃な価格で取引されることが多いです。
モルガナイトの歴史と名前の意味
モルガナイトは、1910年に初めて発見されたまだ歴史の浅い宝石です。
マダガスカルで発見されたピンク色に輝く宝石はアメリカに持ち込まれ、ニューヨーク科学アカデミーの会合でお披露目されました。
1980年代には、世界最大の大きさ(23cm~30cm)のモルガナイトが、アメリカのメイン州にて発見されています。
また、モルガナイトという名前の意味は、20世紀初頭のアメリカで活躍した投資家・宝石コレクターのモルガン氏に由来しています。
ティファニーの宝石学者だったクンツ氏によって名づけられました。
モルガナイトの石言葉
モルガナイトの石言葉は、「愛情」「優しさ」などがあります。
石言葉の通り、モルガナイトはパワーストーンの世界において癒しの力を持った宝石として扱われています。
モルガナイトのお手入れ
モルガナイトは、硬度7.5~8に相当する、比較的傷つきにくいカラーストーンです。
そのため、様々な方法でお手入れすることができます。
汚れが目立つ時には、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸けて、柔らかいブラシなどで優しく洗いましょう。
宝石の内部に割れや内包物が無い場合は、ジュエリー用の超音波洗浄機・スチーム洗浄機でお手入れすることも可能です。
ただし、熱湯を使ったお手入れは避けましょう。割れや欠けの原因になる可能性があります。
モルガナイトとダイヤモンド以外の4月誕生石
ダイヤモンドとモルガナイト以外の4月の誕生石として、水晶とキュービックジルコニアが挙げられることがあります。
水晶はパワーストーンとしても知られる宝石で、スピリチュアルな力を持つと古くから信じられてきました。
キュービックジルコニアはダイヤモンドを模した人工石で、自然界には存在しません。
水晶もキュービックジルコニアも基本的には無色透明の見た目をしています。
そのため、カジュアルアクセサリーでは、ダイヤモンドの代用品として水晶やキュービックジルコニアが使われることがあります。
彼らは「ダイヤモンドの代わり」を務めるうち、いつからか、4月の誕生石にもラインナップされるようになったのです。
4月生まれの星座石は?
12星座占いでは、4月生まれの方の星座はおひつじ座(3月21日〜4月19日生まれ)もしくはおうし座(4月20日〜5月20日生まれ)が当てはまります。
おひつじ座とおうし座のどちらにも、その星座に当てはまる人を守り導いてくれる星座石が定められています。
- 星座石とは
- 12星座を守護する役割を持った宝石やパワーストーン。星座石のジュエリーをお守りとして身につけることが文化として根づいている地域もある。
おひつじ座の星座石
4月に誕生日を迎えるおひつじ座の方の星座石は、以下の4種類のカラーストーンです。
- ルビー
- ガーネット
- ブラッドストーン
- インカローズ
おひつじ座の星座石は、ルビー、ガーネット、インカローズと、鮮やかな赤色をした宝石が多いです。
ダイヤモンドやモルガナイトと色の相性も良いため、ジュエリーを組み合わせたコーデを楽しむのもおすすめ。
おうし座の星座石
4月に誕生日を迎えるおうし座の方の星座石は、以下の4種類のカラーストーンです。
- エメラルド
- ヒスイ(翡翠)
- ローズクォーツ
- マラカイト
おうし座の星座石は、緑色をしたエメラルド、ヒスイ、マラカイトと、半透明のピンク色をしたローズクォーツです。
ローズクォーツはモルガナイトと色が似ているため、ジュエリーを組み合わせて楽しむのもおすすめです。
4月の誕生石は王道の美しさを堪能できる宝石
ここまで、4月の誕生石のダイヤモンドとモルガナイトを紹介しました。
4月の誕生石は、どちらも輝きや色味の美しさが魅力的な宝石です。
4月の誕生石をあしらった婚約指輪なら、ダイヤモンドの定番の美しさに加えてさらに華やかな指先を作ることができます。
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