11選を一覧で紹介【1月誕生石】ガーネットの色の種類
2025.01.07 630 View


「赤い宝石」という印象が強いガーネットですが、実は赤以外のカラーバリエーションが豊富な宝石なのです。 そこで今回は、ガーネットの色の種類を一覧でご紹介します。 とっても...
「赤い宝石」という印象が強いガーネットですが、実は赤以外のカラーバリエーションが豊富な宝石なのです。
そこで今回は、ガーネットの色の種類を一覧でご紹介します。
とっても奥深いガーネットの世界を、ちょっとだけ覗いてみませんか?
目次
1月の誕生石“ガーネット”の基本情報
1月の誕生石として知られるガーネット。
和名は柘榴石で、ザクロの果肉のように粒々とした結晶をしている宝石です。
硬度(傷つきにくさ)の数値は7~7.5で、比較的丈夫な宝石のため指輪などに広くあしらわれています。
ちなみに、ガーネットの石言葉には、真実、友愛、忠実などがあります。
ガーネットの種類によっては、この3つの他に固有の石言葉がもうけられていることもあります。
- パイロープガーネット:燃える愛
- スペサタイトガーネット:秘めた情熱
- ツァボライト:不変の愛
「ガーネット=赤色の宝石」は間違い?
一般にガーネットと呼ばれる宝石は、赤色のものがほとんどです。
しかし、「ガーネット」とは1種類の宝石のみを指す名前ではありません。
化学的に近い複数の等軸晶系鉱物をまとめてガーネットと呼んでいるのです。
そのため、ガーネットには定番の赤色のほか、紫や緑色といったカラーバリエーションがあります。
ガーネットのカラーバリエーションが豊富な理由
先述した通り、ガーネットはひとつの宝石を指す名前ではなく、複数の宝石が属する鉱物グループのファミリーネームです。
そのため、含有元素の違いにより幅広いカラーバリエーションのガーネットが生まれています。
アルミニウム系ガーネットとカルシウム系ガーネット
ガーネットは含有元素の違いにより、アルミニウム系ガーネットとカルシウム系ガーネットの2種類に分類されます。
さらに、複数のガーネットが混ざった固溶体という種類もあります。
いずれのガーネットも、色や含有元素の違いはありますが、すべて同一の結晶構造をもっています。
赤色・紫色・オレンジ色のガーネット
赤色・紫色・オレンジ色のガーネットは、主にアルミニウム系ガーネットに分類される種類です。
今回はその中から、指輪などにあしらわれることが多い人気の宝石を5種類ご紹介します。
アルマンディンガーネット
深い赤色が特徴のアルマンディンガーネット(アルマンダインガーネット)は、ガーネットの代表的な種類のひとつです。
数あるガーネットの色の中でも特に産出量が多く、様々なブランドでジュエリーにあしらわれています。
ジュエリーなどで“ガーネット”とのみ記載される場合、ほとんどはこのアルマンディンガーネットが使われています。
パイロープガーネット
パイロープガーネットは、深紅の石色が特徴の代表的なガーネットです。
ギリシャ語で「燃える眼」を意味する単語pyropeが語源とされる通り、燃える炎のような石色をしています。
スペサタイトガーネット
スペサタイトガーネットは、別名をスペサルティンガーネットとも呼ぶガーネットの種類です。
スペサタイトガーネットの色は、鮮やかな赤色からオレンジ色が主流。
特に鮮やかなオレンジ色をしたスペサタイトガーネットは、マンダリンガーネットと呼ばれることもあります。
ロードライトガーネット
数あるガーネットの色の中でも特に近年高い人気を集めているのが、ロードライトガーネットです。
アルマンディンガーネットとパイロープガーネットが混ざりあった固溶体で、ラズベリー色やピンクラベンダー色など紫系の色味をしています。
特に濃く鮮やかな紫色のロードライトガーネットは、グレープカラーと呼ばれ高い価値がつけられます。
マラヤガーネット
マラヤガーネット(マライアガーネット)は、1960年代に発見された新しいガーネットの色です。
パイロープ、スペサタイト、アルマンディンの3つのガーネットが混ざった固溶体で、淡いピンクからオレンジピンクの色味をしています。
マラヤガーネットの中でも淡いロゼワイン色の宝石は、シャンパンガーネットと呼ばれることもあります。
黄色・黄緑色・緑色のガーネット
黄色・黄緑色・緑色のガーネットは、主にカルシウム系ガーネットに分類される種類です。
今回はその中から、指輪などにあしらわれることが多い人気の宝石を3種類ご紹介します。
グロッシュラーガーネット
グロッシュラーガーネットはカルシウム系に分類されるガーネットの種類で、幅広いカラーバリエーションが存在します。
グロッシュラーガーネットは色によって個別の呼び名があり、色によって人気や価値が大きく変化します。
- オレンジ色:ヘソナイト
- 緑色:ツァボライト
- パステルグリーン色:ミントガーネット
- 無色透明:リューコガーネット
濃く鮮やかな緑色をしたツァボライトや、爽やかなミントガーネットは、特に高い人気を誇っています。
アンドラダイトガーネット
世界各国で産出されるアンドラダイトガーネットは、緑や黄色など幅広いカラーバリエーションが特徴です。
中でも特に人気が高いのが、エメラルドのような鮮やかな緑色に輝くデマントイドガーネット。
オランダ語で「ダイヤモンド」を意味するdiamantが語源とされる通り、ダイヤモンドのような強い光沢(ファイア)が特徴です。
マリガーネット
1994年にアフリカ・マリ共和国で発見されたマリガーネットは、薄い黄緑色~鮮やかな褐色のガーネットです。
グロッシュラーとアンドラダイトが混ざった固溶体で、他のガーネットの色と比較して希少価値が高いことでも知られています。
その他の色のガーネット
ガーネットの中には、一風変わった色味や輝き方をする宝石も存在します。
ここからは、指輪などにあしらわれるその他の色のガーネットをいくつか紹介します。
レインボーガーネット
アンドラダイトガーネットの一種であるレインボーガーネットは、奈良県でも産出された身近な宝石です。
レインボーガーネットは、半透明~不透明の茶褐色の宝石の中に虹色の輝きが浮かぶ面白い特徴をもっています。
この虹色の輝きはイリデッセンス効果と呼ばれ、石表面の鉄分によるものと考えられています。
カラーチェンジガーネット
パイロープとスペサタイトの固溶体であるカラーチェンジガーネットは、光源によって石色が変化する珍しい宝石です。
自然光の下では緑色、人工光の下では赤紫色に変化する宝石が一般的です。
さらに近年、青色に変化するベキリーブルーガーネットが登場し、大きな注目を集めています。
スターガーネット
ルビーやサファイアで有名なスター効果がガーネットにあらわれた宝石は、スターガーネットと呼ばれます。
スター効果とは、内包物により宝石内部に4本~6本の光の筋が見られるもの。
スターガーネットは、スター効果を見えやすくするために、ツヤのあるカボションカットが施されます。
奥が深いガーネットの色を指先に飾ろう
ここまで、ガーネットの色の種類を11種類紹介しました。
ガーネットは複数の鉱物が属するファミリーネームのため、定番の赤から紫、緑まで幅広いカラーバリエーションがあります。
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