7月誕生石のルビーとスフェーンの石言葉や意味を一覧でご紹介
2024.06.30 842 View


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7月の誕生石であるルビーとスフェーンの石言葉や名前の意味、お手入れ方法などを一覧でご紹介します。 7月の誕生石はルビーとスフェーン 7月の誕生石は、...
7月の誕生石であるルビーとスフェーンの石言葉や名前の意味、お手入れ方法などを一覧でご紹介します。
目次
7月の誕生石はルビーとスフェーン
7月の誕生石は、ルビーとスフェーンの2種類です。
ルビーは、7月の誕生石として古くから人気のある宝石です。
ジュエリーとしての人気が非常に高く、サファイアやエメラルドと並ぶ三大宝石にも数えられています。
スフェーンは、2021年の誕生石改定により7月の誕生石に加わった新しい誕生石です。
誕生石としての歴史は浅いですが、世界で人気があります。
ルビー
7月の誕生石として知られるルビーは、あざやかな赤色が特徴的なカラーストーンです。
ルビーの特徴と魅力
7月の誕生石の代表格であるルビーの魅力は、何と言っても炎のように美しい赤色。
この赤色はクロムという元素によるもので、ルビーの色の濃淡はクロムの含有量によって決まります。
中でもとりわけ美しく希少価値が高いとされるのが、ミャンマー産のピジョンブラッドルビー(ハトの血)と呼ばれるルビー。
透明感のある深紅色は、最高級ルビーの証として世界中で人気があります。
また、ルビーの表面に星型の模様が浮き出たスタールビーも人気です。
スタールビーの星型の光は、宝石内に偶然混入した針状の内包物によって生まれます。
人為的に内包物を混入させて作る安価な人工ルビーも中には存在しますが、天然ルビーでスター効果を持つものは非常に稀。
上質なスタールビーであればあるほど、高値で取引されることが多いです。
ルビーとサファイアは同じ宝石!?
ルビーとサファイアは一見するとまったく別の宝石に見えますが、実は同じ宝石です。
ルビーとサファイアの鉱物としての名前はコランダム。
純粋なコランダムは無色透明をしていますが、元素が混入することにより赤色や青色に変化します。
赤色をしたコランダムのみがルビーに分類され、赤色以外のコランダム(青、ピンクなど)はすべてサファイアに分類されます。
ルビーはダイヤモンドよりも希少な宝石
じつは、ルビーはダイヤモンドよりも希少価値の高い宝石のひとつと言われています。
ダイヤモンドはロシアやアフリカなど世界中の様々な地域で産出される一方で、ルビーはミャンマーやマダガスカルなど限られた地域のわずかな鉱山からしか産出されていません。
年間の総産出量で比較しても、ダイヤモンドは約1,500万カラットも産出されるのに対してルビーは約50万カラットしか産出されません。
そのため、希少価値としてはダイヤモンドよりもルビーのほうが高い、と言われています。
ルビーの歴史と意味
宝石の女王という異名を持つルビーは、古代文明の時代から神秘的な宝石のひとつとして知られていました。
古代インドではルビーを「太陽の宝石」と呼び、長寿のお守りとして身につける文化がありました。
また、「ルビー」という名前は、古代インドで使われていたサンスクリット語で血液という意味をもつ“Ratnaraj”や、ラテン語で赤色という意味をもつ“Rubeus”などが由来と考えられています。
実はルビーではない!?“黒太子のルビー”とは
イギリスの国王や女王が戴冠式に着用する王冠インペリアル・ステート・クラウンの中央には、約140カラットもの巨大な赤色の宝石がセッティングされています。
この赤色の宝石の名前は「黒太子のルビー」。
1367年にエドワード黒太子が譲り受けてから、650年以上にわたりイギリス王室が所有してきました。
黒太子のルビーは長年ルビーだと考えられていましたが、科学的な調査の結果、ルビーではなくレッドスピネルだったということが判明しました。
14世紀の当時は宝石の鑑別技術が現代ほど発達していなかったため、赤いカラーストーンはすべてルビーとして扱われていたのです。
ルビーの石言葉
ルビーの石言葉は「情熱」「純愛」「勇気」「威厳」など。
燃える炎のような緋色をしたルビーは、情熱や愛情のシンボルとして世界中で親しまれています。
ルビーのお手入れ
ルビーは、硬度9というダイヤモンドに次ぐ傷つきにくさを誇るカラーストーンです。
そのため、あらゆる方法でお手入れができます。
宝石の表面が汚れてきたら、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸けて、柔らかい歯ブラシなどで撫でるように汚れを落としてください。
また、汚れが気になる場合は、ジュエリー用の超音波洗浄機も使用可能です。
ただし、内包物や傷のあるルビーは割れや欠けが起こる可能性があるため、超音波洗浄機の使用は避けましょう。
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スフェーン
スフェーンは、7月の誕生石に新たに加わったカラーストーンです。
ルビーと比べるとまだまだ知名度は高くないカラーストーンですが、7月の誕生石にラインナップされたことにより人気が急上昇しています。
スフェーンの特徴と魅力
スフェーンは、まるでライムのように爽やかな黄緑色が特徴のカラーストーンです。
スフェーンの最も特筆すべき魅力は、石が虹色に見えるほどの強い輝きを生み出す「ファイア」という現象です。
- ファイアとは
- 宝石に入った光が屈折と反射を繰り返すことで、スペクトル色に変化して見える現象。ディスパーションとも呼ばれる。
スフェーンは、このファイアの性質に加えて、角度によって石色が異なって見える多色性という性質も持っています。
そのため、同じスフェーンのジュエリーでも角度によって黄緑色、緑色、薄黄色と様々な色味を楽しむことができます。
また、スフェーンは、宝石内部でカットが二重に重なって見える複屈折という性質も合わせ持っています。
そのため、スフェーンにファセットカットを施すと、まるで霞を閉じ込めたかのように内部がぼやける不思議なきらめきを見ることができます。
スフェーンの輝きはダイヤモンドを超える!?
スフェーンの虹色の輝きを生み出すファイアはダイヤモンドにも見られますが、スフェーンの持つファイアはダイヤモンドよりも強くあざやかです。
ダイヤモンド以上に強いスフェーンのファイアを生み出しているのは、スフェーンの高い屈折率。
ダイヤモンドをはるかに凌ぐ屈折率の高さによって、スフェーンの虹色の輝きは生まれているのです。
スフェーンの歴史と意味
7月の誕生石として近年知名度を上げているスフェーンですが、意外にも、スフェーンの宝石としての歴史はまだ深くありません。
スフェーンがはじめて見つかったのは1787年。
ジュネーヴ共和国の自然哲学者であるピクテ氏によって発見されました。
長年、スフェーンの人気の中心は宝石コレクターでしたが、2021年に7月の誕生石にラインナップされたことにより、知名度が急上昇しました。
また、「スフェーン」という名前は、ギリシャ語でくさびという意味をもつ“Sphenos”という単語が由来です。
スフェーン原石の結晶がくさび型をしているためと考えられています。
スフェーンの石言葉
スフェーンの石言葉は「幸運」「永久不変」「純粋」「才能開花」など。
永久に変わらない純粋な愛情のしるしとして、スフェーンはたくさんのカップルに選ばれています。
スフェーンのお手入れ
スフェーンは、硬度5と非常に傷つきやすいカラーストーンです。
そのため、お手入れや着用の際にはスフェーンを傷つけないように取り扱う必要があります。
着用後はメガネ拭きなどの柔らかい布で、宝石表面を優しく撫でるように拭きましょう。
汚れがこびりついている場合は、洗剤は極力使わず、ぬるま湯で優しく洗うのがおすすめです。
また、ジュエリー用の超音波洗浄機は、宝石の割れや欠けを引き起こす可能性があるため、避けてください。
7月生まれの星座石は?
7月生まれの方は、かに座(6月22日〜7月22日生まれ)かしし座(7月23日~8月22日生まれ)のどちらかの星座が当てはまります。
7月の誕生石と、かに座やしし座を守護する星座石を組み合わせれば、お守り代わりとなるパーソナルなジュエリーとなります。
- 星座石とは
- 12星座を守護する役割を持った宝石やパワーストーン。星座石のジュエリーをお守りとして身につけることが文化として根づいている地域もある。
かに座の星座石
- 真珠(パール)
- 珊瑚(コーラル)
- ムーンストーン
- ラブラドライト
7月に誕生日を迎えるかに座の星座石は、蟹のすみかである海や夏を連想しやすい宝石がとても多いです。
真珠(パール)と珊瑚(コーラル)は「海の宝石」という呼び名がある通り、海の生き物からとれる宝石です。
ムーンストーンとラブラドライトは同じ長石グループの宝石で、オーロラ色の不思議な輝きが魅力的です。
しし座の星座石
- ダイヤモンド
- クリスタル(水晶)
- サンストーン
- ペリドット
7月に誕生日を迎えるしし座の星座石は、透きとおった透明感のある色合いが魅力的です。
「太陽神の石」として崇拝されていたサンストーンは太陽を閉じ込めたような濃いオレンジ色が特徴で、ルビーやスフェーンとの相性も良いです。
ライムグリーンの色合いが素敵なペリドットは、8月の誕生石としても人気が高いです。
7月の誕生石はあざやかな色がおしゃれな宝石
本記事では、7月の誕生石であるルビーとスフェーンについて、名前の意味や石言葉などを紹介しました。
近年、一生の想い出になる婚約指輪や結婚指輪に、あざやかなカラーリングの7月の誕生石をあしらうカップルが増えています。
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