1月の誕生石は何?ガーネットの石言葉、和名、意味などについて解説
2024.06.30 3,239 View


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1月の誕生石は何?ガーネットの石言葉、和名、意味などについて解説 古代エジプトのファラオやフランス王妃マリー・アントワネットなど、歴史上の多くの著名人を虜にしてきたガーネット...
1月の誕生石は何?ガーネットの石言葉、和名、意味などについて解説
古代エジプトのファラオやフランス王妃マリー・アントワネットなど、歴史上の多くの著名人を虜にしてきたガーネットは、1月の誕生石です。
今回は、1月の誕生石であるガーネットについて、宝石の特徴や歴史などを紹介します。1月の誕生石「ガーネット」について詳しく知りたい方は、是非本記事をご覧ください。
1月の誕生石「ガーネット」とは
1月の誕生石は「ガーネット」です。
ガーネットは、和名で「柘榴石(ざくろいし)」とも呼ばれる、濃い紅色が特徴的な宝石です。
ネックレスやリングなどのジュエリーに古くから使われている、人気の高い宝石のひとつとしても知られています。
目次
ガーネットの宝石としての特徴
ガーネットと聞けば、深い赤色をした宝石を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかしながら、「ガーネット」という名前は1種類の宝石を表すものではありません。
ガーネット・グループという鉱物の種類に属する宝石を総称して、ガーネットと呼んでいます。
ガーネット・グループとは?
同じ結晶の構造を持った鉱物の種類のひとつ。化学組成などがひとつひとつ異なり、幅広いバリエーションを見ることができます。
ガーネット・グループに属する鉱物の数は、なんと数十種類以上。
カラーバリエーションも定番の赤色から緑色、黄色、無色透明など、様々な色のガーネットを見ることができます。
また、ガーネットは、天然のままで美しい色をしている、という点も大きな特徴です。
多くのカラーストーンは、発色の美しさや耐久性を高めるために加熱処理などの人工的な加工を施しているのに対し、ガーネットは人工的な手を加えずに宝石にすることができるのです。
ガーネットのカラーバリエーション
ガーネットといえば、深い赤色をした宝石が一般的。
しかし、先ほども述べた通り、ガーネットには様々なカラーバリエーションの宝石が存在しています。
そのほとんどは赤や褐色など暖色系ですが、一部には、緑や青色、さらにカラーチェンジをするガーネットも存在します。
「ガーネット」と一般的に呼ばれる宝石は、主に以下のようなものがあります。
・アルマンディンガーネット(深紅色)
・ロードライトガーネット(ぶどう色)
・シャンパンガーネット(褐色)
・デマントイドガーネット(緑色)
・カラーチェンジガーネット(2色)
深紅、褐色、ぶどう色のガーネット
アルマンディンガーネットは、深紅色が特徴的なガーネットです。
日本で「1月の誕生石」や「ガーネット」として販売されている宝石は、ほとんどがアルマンディンガーネットです。
その他、深紅色のガーネットとしては、マライアガーネットやパイロープガーネットなどが挙げられます。
また、ぶどう色のロードライトガーネットや褐色のシャンパンガーネットも、比較的見かける機会の多いガーネットのひとつです。
特に、シャンパンガーネットは、ベージュ色から桜色まで宝石ごとの色の個性が豊かな点が魅力的。
ひとつひとつ手に取って、好みの色味を探してみてください。
希少価値の高い緑色のガーネット
あざやかな緑色が特徴のデマントイドガーネットは、ガーネットの中でもとりわけ希少価値が高いです。
ダイヤモンドを越える光の分散率を誇る、唯一無二の輝きを持つ宝石として知られています。
このほか、緑色のガーネットとしてはツァボライト(グリーン・グロッシュラーガーネット)などが有名です。
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カラーチェンジガーネット
近年人気が高まっているカラーチェンジガーネットは、1970年代に初めて見つかった比較的新しいガーネットです。
光の種類によって石の色が変わる「変色性」という性質を持ち、自然光の下と人工光(白熱灯やロウソクの灯り)の下で異なる表情を見せてくれます。
カラーチェンジガーネットの色の変化は産地によって異なるため、好みの色のカラーチェンジガーネットを探してみるのもおすすめです。
・マダガスカル産 カラーチェンジガーネット
・青緑色(自然光)⇔ラズベリー色(人工光)
・タンザニア産 カラーチェンジガーネット
・オリーブ色(自然光)⇔オレンジ色(人工光)
これらのカラーチェンジガーネットの中でも特に珍しく、“幻の石”とまで言われているのが、1990年代にマダガスカルのベキリー鉱山で発見されたベキリーブルーガーネット。
ベキリーブルーガーネットは、人工光ではワイン色に、そして自然光では美しい青色に輝きます。
これまで何千年も見つかっていなかった幻の「青いガーネット」として、世界中から注目を集めています。
ガーネットの硬度・靭性
ガーネットの硬度(石としての硬さ)は6.5〜7.5と、比較的硬く傷つきにくい性質を持っています。
ガラスより強い鉱物であることから、小粒のガーネットは紙ヤスリの研磨剤などに用いられることもあります。
また、靭性(割れや欠けに対する強度)は、ガーネットの場合5〜6の間と言われています。
比較的割れや欠けにも強いため、ハートカットやスターカットなど複雑なカットを施すことができます。
これらのカットの中でも、つやつやとした球体に磨き上げられたガーネットは、カーバンクルと呼ばれています。
ガーネットの宝石としての価値
ガーネットの宝石としての価値は、ガーネットの色によって大きく異なります。
深紅色のアルマンディンガーネットは産出量が安定しており、お手頃な価格で取引されることが多いです。
一方で、あざやかな緑色のデマントイドガーネットや青色に輝くベキリーブルーガーネットは希少価値が高く、世界各国で高値で取引されています。
ガーネットの主な産地
ガーネットは世界各国で産出されている宝石です。
その中でも特に有名な産地としては、インド、ロシア、スリランカなどがあり、ロシアでは上質なデマントイドガーネットが産出されています。
また、ガーネットは日本でも産出できる宝石としても知られています。
日本では福島県、富山県、長野県、埼玉県など幅広い地域でガーネットが見つかっています。
身近にある河原などでも原石が見つかることがあるため、休日にガーネット探しを楽しんでみるのもおすすめです。
ガーネットの歴史
現代では1月の誕生石として愛されているガーネットの歴史は、約5,000年以上前、古代エジプトの時代にまでさかのぼります。
ガーネットのネックレスを愛用した古代エジプトの王ファラオは、亡き後も自らのミイラの首にガーネットのネックレスを付けて埋葬させた、という逸話が残っています。
また、ガーネットは、18世紀のフランス王妃、マリー・アントワネットが愛した宝石としても有名です。
マリー・アントワネットは、ネックレスやブレスレットなど、ガーネットをあしらった豪華なジュエリーを愛用していました。
彼女のジュエリーの着こなしは、当時の社交界に大きな影響を与えたと言われています。
これらの逸話からも、古代から人びとに愛されていたガーネットの歴史の奥深さを知ることができます。
ガーネットは十字軍兵士たちのお守りだった
かつてファラオとともに永遠の眠りについたガーネットは、中世ヨーロッパでは十字軍の兵士たちのお守りとして活躍しました。
ガーネットには強力な護りの力が宿っており、持ち主を命の危険から守ると信じられていたのです。
そのため、兵士たちはこぞって甲冑にガーネットをはめ込み、自らを鼓舞していました。
さらに、ガーネットには、“プレゼントされると幸せになる”という言い伝えもあり、中世ヨーロッパの人びとは家族や友人など大切な人にガーネットを贈っていたそう。
この風習は現代の欧米にも受け継がれており、親から子供へプレゼントする宝石として今もガーネットが多く選ばれています。
ガーネットの意味・由来
「ガーネット」という名前の意味は、ラテン語の“Granatum(種)”という単語が由来となっています。
これは、鉱山から採掘された原石がまるでザクロの種のように見えるからだと考えられています。
ガーネットの石言葉
ガーネットの石言葉は、「真実」「情熱」「友愛」「繁栄」「実り」などがあります。
石言葉の通り、ザクロに似たガーネットの宝石は、古くから実りや繁栄の象徴として親しまれてきました。
現代においては、大学卒業時に友情のしるしに友人同士で贈り合うカレッジリングの宝石としても愛されています。
1月の誕生石がガーネットなのは世界共通!?
日本でも多くのジュエリーにあしらわれている人気の誕生石ですが、実は、国によってラインナップが少しずつ異なります。
たとえば日本では、日本人にとって馴染みの深いサンゴ(3月の誕生石)など日本独自の誕生石が選ばれています。
しかしながら、1月の誕生石は日本を含め、どの国においてもガーネットが選ばれています。
「1月の誕生石=ガーネット」というのは世界共通のようです。
ガーネットが世界各国で1月の誕生石に選ばれた理由は諸説ありますが、最も有力な説としては、ガーネットの結晶の美しさが挙げられます。
ガーネットは、原石のままでも非常に美しい整った形状の結晶をしています。
そのため、最初の月である1月の誕生石に選ばれたのでは、と考えられています。
ガーネットのお手入れ
ガーネットは、硬度・靭性ともに比較的高い丈夫な宝石のため、様々な方法でお手入れできます。
使用後は、他の宝石と同様に、乾いた柔らかい布(メガネ拭きなど)で表面を軽く拭いましょう。
汚れがひどい場合には、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に入れて、柔らかいブラシで優しく汚れを取ると綺麗になります。
また、ジュエリー用の超音波洗浄機を使ったスペシャルケアもおすすめ。
ただし、ガーネット以外にも複数の宝石があしらわれたジュエリーの場合は、少し注意が必要です。
ジュエリーに使われている宝石の特徴やお手入れ方法を調べた上で、超音波洗浄機が使えるかどうかを総合的に判断してください。
1月生まれの星座石は?
星座石とは、12ヵ月に基づいた誕生石と同じように、生年月日に由来する12星座を守護してくれる宝石です。
誕生石が主流の日本では星座石はまだ知名度は高くありませんが、ヨーロッパなどでは星座石のジュエリーやお守りを身につける文化がある地域も多いです。
1月生まれの方の星座は、以下の2つのうちどちらかです。
やぎ座(12月22日〜1月19日生まれ)
みずがめ座(1月20日〜2月18日生まれ)
やぎ座の星座石
12月22日〜1月19日生まれのやぎ座の方の星座石は、以下の4種類の宝石です。
・オニキス
・オブシディアン
・エメラルド
・アクアマリン
透きとおった水色が特徴のアクアマリンと、三大宝石にも名を連ねるエメラルドは、同じベリル系の宝石。
オブシディアンとオニキスは、黒ヤギの毛のようなツヤ感のある黒色が魅力的な宝石です。
みずがめ座の星座石
1月20日〜2月18日生まれのみずがめ座の方の星座石は、以下の2種類の宝石です。
・サファイア
・スモーキークォーツ
サファイアは、三大宝石にも数えられる青色が特徴的な宝石です。
半透明の褐色が特徴的なスモーキークォーツは、みずがめの焼物を連想させます。
ガーネットの婚約指輪はどこで買える?
ここまで、1月の誕生石であるガーネットについて紹介しました。
1月の誕生石のガーネットは、深紅色をはじめとする個性豊かなカラーバリエーションが魅力的なカラーストーンです。
近年は、1月の誕生石であるガーネットなど、カラフルで華やかな宝石を使った婚約指輪を選ぶ方が増えています。
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