カラーダイヤモンドとは?希少性・価値のある宝石を一覧でご紹介
2024.06.30 3,996 View


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近年人気が高まっているカラーダイヤモンド。美しく希少性が高いカラーダイヤモンドは世界中の人々を魅了してきました。今回は、カラーダイヤモンドの知られざる素顔に迫ります。 カラーダイ...
近年人気が高まっているカラーダイヤモンド。美しく希少性が高いカラーダイヤモンドは世界中の人々を魅了してきました。今回は、カラーダイヤモンドの知られざる素顔に迫ります。
目次
カラーダイヤモンドとは
カラーダイヤモンドとは、色がついたダイヤモンドのことを指します。
ピンク、グリーン、イエローなどまるでカラーストーンのような色とりどりのダイヤモンドは、世界中の宝石ファンを虜にしてやみません。
一般的なダイヤモンドのイメージと言えば「無色透明」。無色透明に近ければ近いほど希少性が高く、価値があると言われています。
しかし、カラーダイヤモンドの場合は別。
天然のカラーダイヤモンドの中で特に発色が濃く美しいカラーダイヤモンドは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれています。
ファンシーカラーダイヤモンドは色味が濃くなればなるほど希少とされ、時には無色透明のダイヤモンドを大幅に超える値段がつくことも。
今回は、そんな奥深いカラーダイヤモンドについてご紹介していきます。
鑑定書におけるカラーダイヤモンドの記載
ダイヤモンドのスペックを記した鑑定書には、ダイヤモンドの色味(カラー)を記載する項目があります。
カラーはD(無色)~Z(色味あり)の23グレードで細かく分けられ、アルファベットが進むごとにダイヤモンドの色味も少しずつ濃くなっていきます。
カラーダイヤモンドの場合は、最も色味が濃いZランクに分類されます。
カラーダイヤモンドの主な種類12選
現在確認されているカラーダイヤモンドは、以下の12色があります。
- ピンクダイヤモンド
- レッドダイヤモンド
- イエローダイヤモンド
- オレンジダイヤモンド
- グリーンダイヤモンド
- ブルーダイヤモンド
- パープルダイヤモンド
- バイオレットダイヤモンド
- ブラウンダイヤモンド
- ホワイトダイヤモンド
- グレーダイヤモンド
- ブラックダイヤモンド
このうち、宝石鑑定の世界的権威であるGIA(米国宝石学会)で鑑定されるのはブラウン、ホワイト、グレー、ブラックを除いた/8色です。
それぞれの色の特徴を一覧でご紹介いたします。
ピンクダイヤモンド
ピンクダイヤモンドは、数あるカラーダイヤモンドの中でも特に人気の高い種類です。
淡いピンク色と「完全無欠の愛情」という石言葉のため、婚約指輪・結婚指輪の宝石としても支持を集めています。
ピンクダイヤモンドの可愛いピンク色は、窒素の混入によるもの。
ピンク色が濃く美しい宝石であればあるほど、高く評価される傾向にあります。
ピンクダイヤモンドの主要産地は、オーストラリアのアーガイル鉱山です。
しかし、鉱山は2020年に閉山。産出量が減少したピンクダイヤモンドは、今後ますます価値が上がると考えられます。
レッドダイヤモンド
レッドダイヤモンドは、カラーダイヤモンドの中でも最も希少性が高い種類です。
あまりの珍しさゆえに、一部では幻のダイヤモンドとも呼ばれています。
レッドダイヤモンドの鮮やかな赤色は、ピンクダイヤモンドと同様、窒素の混入によるもの。
ピンクダイヤモンドがさらに濃く発色した宝石のみがレッドダイヤモンドとなります。
まさに“幻”!レッドダイヤモンドの希少性
巷では“幻”とも評されるレッドダイヤモンドですが、産出量は、ピンクダイヤモンドの約10,000分の1。
世界中で産出されるダイヤモンドの約0.01%にも満たない、非常に貴重なダイヤモンドです。
希少性の高さゆえに、レッドダイヤモンドは目が飛び出るような高い値段でオークションにかけられることもしばしば。
1987年には、わずか0.97カラットのレッドダイヤモンド「ハンコック」が、日本円にして約1億円の値段で落札されました。
イエローダイヤモンド
イエローダイヤモンドは比較的産出量が多く最も身近なカラーダイヤモンドと言われています。
イエローダイヤモンドの黄色は、ダイヤモンドに含まれる窒素と炭素のバランスによって作られます。
淡い色のイエローダイヤモンドはジュエリーとしてでなく、工業用ダイヤモンドとして利用されるケースが多いです。
しかし、黄色が濃く鮮やかなイエローダイヤモンドは無色透明なダイヤモンドよりも高い値段で取引されることもあります。
オレンジダイヤモンド
イエローダイヤモンドが窒素で変質することで生まれるオレンジダイヤモンドは、コレクターを中心に高い人気を誇るカラーダイヤモンドです。
中でも、黄みの少ない純粋なオレンジ色をしたオレンジダイヤモンドは非常に希少性が高く、イエローダイヤモンドの何十倍もの値段がつけられることも珍しくありません。
1998年には、「パンプキン」と名付けられたオレンジダイヤモンドが1億4,100万円で落札されました。
このオレンジダイヤモンドは、俳優のハル・ベリーが2002年のアカデミー賞授賞式で身につけたことでも話題となりました。
グリーンダイヤモンド
グリーンダイヤモンドは、エメラルドのような深い緑色から、青りんごのような爽やかな黄緑色まで、カラーバリエーションが豊かなことで知られるカラーダイヤモンドです。
俳優のジェニファー・ロペスの婚約指輪にグリーンダイヤモンドがあしらわれていたことでも話題となりました。
グリーンダイヤモンドの緑色は、ダイヤモンドが形成される時に地球内部の放射線に曝されることによって生まれます。
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ブルーダイヤモンド
結婚指輪の内側にさりげなくあしらう“サムシングブルー”の宝石としても人気が高いブルーダイヤモンド。
実は、とても希少性が高く、限られた環境の限られた条件下でしか生まれないと言われています。
天然のブルーダイヤモンドが見つかる確率は、何とダイヤモンド総量のうち0.00001%。
ジュエリー業界人でさえ一目見る機会すらほとんど無い、まさに神様の気まぐれで生まれるカラーダイヤモンドなのです。
ブルーダイヤモンドの“呪われた”伝説
映画「タイタニック」をご覧になった方であれば、ブルーダイヤモンドと聞いて主人公のローズが持っていた碧洋のハートを思い出す方も多いかもしれません。
実は、碧洋のハートは実在のブルーダイヤモンドをモデルにしていると言われています。
そのブルーダイヤモンドの名前は“呪いのブルーダイヤ”。
約46カラットもある大きなブルーダイヤモンドで、19世紀の投資家ホープ氏が所有していたため「ホープ・ダイヤモンド」とも呼ばれています。
ホープ・ダイヤはルイ14世をはじめたくさんの王族・富豪の手に渡りました。
しかし、ホープダイヤの持ち主の多くは他殺、自殺、処刑など、幸せな最期を迎えることなく死亡したと言われています。
現在、ホープ・ダイヤモンドはアメリカのスミソニアン博物館に収蔵されています。
パープルダイヤモンド
パープルダイヤモンドは、シソのような鮮やかな赤紫色が魅力的なカラーダイヤモンドです。
淡い色味のものによってはピンクダイヤモンドと鑑定されるケースもあるほど、カラーバリエーションの幅が広いことも特徴です。
後述のバイオレットダイヤと同様に、レッドダイヤに次ぐ希少価値があると言われています。
バイオレットダイヤモンド
バイオレットダイヤモンドは、スミレのような青みがかった紫色が美しいカラーダイヤモンドです。
先述したパープルダイヤモンドの中でも特に青みが強い色をしたダイヤモンドが、バイオレットダイヤモンドに分類されます。
ブラウンダイヤモンド
ブラウンダイヤモンドは、イエローダイヤモンドと同様、比較的産出量の多いカラーダイヤモンドです。
以前は、イエローダイヤモンドと同様にジュエリーとしての価値が低く見積もられていました。
しかし、肌なじみの良い色合いや手頃な値段が注目され、近年急速に人気を高めています。
特に発色が美しいブラウンダイヤモンドはコニャックダイヤモンドと呼ばれ、世界中で評価されています。
ホワイトダイヤモンド
ホワイトダイヤモンドは、独特な乳白色の色合いのカラーダイヤモンドです。
窒素と水素の含有量が多いダイヤモンドがホワイトダイヤモンドとなります。
ホワイトダイヤモンドならではの特徴的なツヤ感と輝きは、多くのファンを虜にしています。
グレーダイヤモンド
スモーキーな色合いがおしゃれなグレーダイヤモンドは、比較的安価で入手しやすいカラーダイヤモンドの種類です。
グレーダイヤモンドのモダンなスモーキーカラーは、水素の混入や肉眼では確認しづらい微細な内包物によるもの。
近年は、その価値が見直され、グレーダイヤモンドにも注目が集まりつつあります。
ブラックダイヤモンド
数あるカラーダイヤモンドの中でも異彩を放つ存在なのが、炭のように真っ黒なブラックダイヤモンド。
ほとんどは不透明~半透明で、鉄鉱石やカーボンの混入により生まれます。
20世紀までは工業用ダイヤとして使われていましたが、近年は、メンズジュエリーやパワーストーンとしても人気が高まっています。
カラーダイヤモンドには天然と人工の2種類ある
希少性が高く、ジュエリーや宝石としての人気も高いカラーダイヤモンドですが、実は、カラーダイヤモンドには天然石と人工石の2種類が存在します。
天然のカラーダイヤモンドに色が着く原因
天然のカラーダイヤモンドはナチュラルダイヤモンドと呼ばれます。
通常は炭素のみで構成されるダイヤモンドに何かしらの原因で異なる元素や内包物が混ざることで、ピンクやイエローなどの色が着きます。
人工カラーダイヤモンドのトリートメント処理
カラーダイヤモンドは、透明のダイヤモンドに人工着色(トリートメント処理)を施すことで人工的に製造することも可能です。
人工カラーダイヤモンドはトリートメントダイヤモンドとも呼ばれ、「安い値段でカラーダイヤモンドが手に入る」と一部から支持を集めています。
特に、天然ダイヤでは滅多に産出されないブルーダイヤモンドやレッドダイヤモンドがお手頃な価格で販売されていたら、人工のカラーダイヤだと考えて良いでしょう。
カラーダイヤモンドの天然・人工の見分け方
トリートメントダイヤモンドは精巧に作られているものも多く、外見だけでは天然のカラーダイヤモンドと見分けがつかない事がほとんどです。
そういった場合は、カラーダイヤモンドのジュエリーやルースについている鑑定書をチェックしてみてください。
鑑定書の項目のひとつ「色起源(color origin)」に、人工か天然かが明記されています。
カラーダイヤモンドの価値と希少性
カラーダイヤモンドの希少性と価値は、ダイヤモンドの色味によって大きく異なります。
希少性が高いカラーダイヤモンド
「希少性が高く価値がある」と言われるカラーダイヤモンドは、以下の8種類です。
- レッドダイヤモンド
- ブルーダイヤモンド
- ピンクダイヤモンド
- グリーンダイヤモンド
- ホワイトダイヤモンド
- パープルダイヤモンド
- バイオレットダイヤモンド
- オレンジダイヤモンド
特にレッドダイヤモンドとブルーダイヤモンドの希少性は群を抜いており、ジュエリー業界の業界人でさえ一生に一度お目にかかれるかどうか、というシロモノなのだそう。
レッドとブルーを除く上記6色のカラーダイヤモンドは、いずれも一般的な無色透明のダイヤモンドよりも希少価値が高く、高い値段で取引されています。
希少性が低いカラーダイヤモンド
「産出量が多く比較的入手しやすい」と言われるカラーダイヤモンドは、以下の4種類です。
- イエローダイヤモンド
- ブラウンダイヤモンド
- グレーダイヤモンド
- ブラックダイヤモンド
ただし、これら4色のカラーダイヤモンドも決して「希少性が低く価値が無い」というわけではありません。
色が濃く上質なカラーダイヤモンドであれば、無色透明のダイヤモンドと同等、もしくはそれ以上の値段がつけられることも珍しくありません。
カラーダイヤモンドならひと味違う美しさが堪能できる
ここまで、カラーダイヤモンドについて解説しました。
色とりどりの表情が楽しめるカラーダイヤモンドは、無色透明のダイヤモンドとはひと味違う唯一無二の美しさを堪能できます。
近年、希少性の高いカラーダイヤモンドをあしらった華やかで神秘的な婚約指輪や件婚指輪が人気を博しています。
広島のジュエリーブランド「WAKO」では、無色透明のダイヤモンドに加え、色とりどりのカラーダイヤモンドをあしらった婚約指輪や結婚指輪を多数ご用意しています。
カラーダイヤモンドを贅沢にあしらったブライダルリングの一部は「WAKO BRIDAL」や「WAKO BRIDAL color jewelry」のオンラインショップでもチェックできます。
婚約指輪や結婚指輪をお探しの方は、是非一度、WAKOへご来店下さい。
カラーストーンをメインに使ったブライダルリングの一部は「WAKO BRIDAL color jewelry」のオンラインショップでもチェックできます。
カラーストーンの婚約指輪・結婚指輪が気になる方は、是非一度、WAKOへご来店下さい。
カラーダイヤ、カラーストーンの指輪はどこで買える?
カラーダイヤ、カラーストーンを使った婚約指輪は、婚約指輪・結婚指輪を取り扱うジュエリーショップで購入することができます。
しかし、ジュエリーショップの中には、ダイヤモンドのみを専門で扱うブランドや、一部のカラーストーンのみを取り扱っているブランドもあり、すべてのジュエリーショップでカラーストーンの婚約指輪を購入できるわけではありません。
来店予約の前に、お好みのカラーダイヤ、カラーストーンの取り扱いがあるかどうか店舗に一度確認していただくことをおすすめします。
ここでは、カラーダイヤ、カラーストーンの婚約指輪を取り扱う人気ジュエリーショップ「WAKO」について紹介いたします。多くのカップルにWAKOが選ばれている理由として、以下4つの魅力が挙げられます。
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